需要は右肩上がり!退職代行サービスを使いたくなる理由ってなに?

退職代行を利用する理由退職代行

2019年10月初旬に堀江貴文氏がNewsPicksとコラボし、退職代行サービスについて語ったことでも今また話題にあがってる『退職代行』というサービス。

退職代行サービスを使うくらいならバックレろ!?日本で需要拡大の理由とは【NewsPicksコラボ】
退職代行サービスを使うくらいならバックレろ!?日本で需要拡大の理由とは【NewsPicksコラボ】

※無料版の一部公開動画となります。

この動画内で堀江貴文氏も語っているように、サービスについて理解が及ばないといった反応も多くある中で、利用者の需要そのものは月々年々と時間を重ねるごとに右肩上がりに上昇しています。

退職を代行してもらって辞める理由がわからないと批評的な意見も沢山寄せられる中で、何故、サービスの利用者数は減るどころか増加しているのでしょうか?

現在進行形で退職・転職者が増えている中で、退職代行サービスを利用したくなるその理由や、利用をせざるを得なくなってしまう退職時に伴うトラブル等を細かくご紹介していきます。

退職を考える理由って何?

『退職』という言葉を聞くとネガティブな行動と捉えられてしまう傾向にありますが、近年では『退職』の捉え方自体が大きく変化しています。

過去、厚生労働省が公表したデータでは、平成27年3月に調査を行い、新卒で就職した内の3~4割が3年以内での退職を選んでいるとの統計が出ています。

平成27年3月新規学卒就職者の離職率

引用:厚生労働省 – 新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)

中高短大の卒業経歴を問わず3年以内での退職が進んでおり、退職することは決して珍しいものではなくなっている今、新卒で入社した会社で終身働き続ける人は少く、多くの人は退職の後に転職をしたり家庭に入ったりと様々な生き方を選んでいます。

ではなぜ、多くの人が退職を考えてしまうのか。

2018年に実施されたエン転職による退職理由についてのアンケート結果を見てみます。

エン転職による退職理由についてのアンケート

引用:エン転職|「退職理由」について

多くの年齢層で給与の低さや仕事に対するやりがい等、仕事そのものへのフラストレーションが溜まっていることが第一に挙げられることに次いで、人間関係への不満、残業や休日出勤といった、職場環境に対する不満が募っていることも理由として挙げられています。

「他にやりたい仕事が出来た」といったキャリアチェンジやアップをきっかけとして退職を希望する層もいますが、全体で見ると現在の職場に対する不満や不安を理由とする人がかなり多い状況です。

職場環境で不満や不安を抱き退職をしたいと思っていても、理由をそのまま会社に伝えて退職することは心理的に難しいと感じてしまうものです。

いざ退職をしたいと考えても、【気まずくて言い出しづらい】【後ろめたい】と感じてなかなか言い出せないケースが多数あります。

前述の通りに『退職=ネガティブな行動』という意識が、退職を希望する当事者にも強く根付いていることが原因として挙げられる他、業務上で教育を受ける等してお世話になった職場に対して不満や不安を打ち明けることへの抵抗感、本音を打ち明けた後に周囲からどう思われるかの反応に恐怖心を抱いているからと考えられます。

このように、当人の心情から言い出しづらくなってしまっているパターンは非常に多く存在していますが、『上司が高圧的な為に言い出しづらい環境になってしまっている』というケースも同じように多く存在しています。

そういった職場環境そのものが、会社を辞めたいと感じる原因に繋がってしまっている場合もあります。

抱えている不満や不安を打ち明けられないまま時間が経ち、職場環境の悪化が進むようであれば、ストレスから退職理由にも挙げられる心因的な「体調不良」に繋がってしまう可能性もあります。

そういった状態に陥る前に、言い出しづらい退職を代行して欲しいと要する人が増加しているのです。

また、言い出しづらいと感じる他にも退職を伝える一連の行為を面倒くさいと感じる人も一定数います。

実際、退職の際にはそれなりの手順を踏む必要、また上司との話し合い等を終えた上で希望通りでない退職時期の決定となってしまう可能性もあります。

思った通りの退職が出来ないことを懸念して、敢えて退職代行サービスを利用して退職を申し入れる退職者も少くありません。

退職にネガティブなイメージがついてしまっていることが、退職代行サービスの需要を高めていると言えます。

退職時に生じるトラブルは少くない

退職時に生じるトラブルは少くない

退職を届け出るのが面倒だと思う人の退職代行サービスが進んでいる横で、自己申告による退職をした人も「退職代行を使えばよかった」と感じる人も増えているのです。

退職を会社に申し入れたにも関わらず、すんなりと辞めることが出来ない…といったトラブルが職種を問わず様々な企業や機関で起こっている為です。

退職時に発生しうるトラブルは様々ありますが、多くは【強引な引き止め】からトラブルに発展しています。

かつては就職難とも言われていましたが、今は様々な業界で人手不足が続いています。

採用から雇用、その後の教育にかけて時間や費用を費やしていることから出来る限り退職者を出したくないと思考する企業がほとんどです。退職者の方も退職を考え直すように引き止めにあった方が多数を占めると言われています。

人手不足に悩む会社側が退職希望者に対して考え直すように引き止め、そのまま退職時期をなあなあにして退職の申し入れそのものをなかったことにしてしまう事例も少くありません。

また、最初のうちは「会社の為に留まってほしい」と引き止めを受けていたのに、「何度も退職の旨を伝えたがまともに請け合ってくれない」というような応対の次には「退職なんて許さない」「辞めたら会社側が損害を被る」等と脅迫とも取れる引き止めに繋がっていく場合もあります。

『損害』を強調し、「辞めるのであれば損害賠償を請求する」と脅迫内容を具体的にされるところまで発展する場合もありますが、これはあくまで脅迫でしか無い為、枷にして退職を留まる必要はありません。

社員一人が退職をして損害賠償を請求になるような業務上の問題が生じることはありませんし、労働基準法では、労働契約の内容に違反した場合『違約金を払う・賠償する』といった取り決めを設定することは禁止されているため、退職をしたことで損害賠償を請求されるというのはないに等しいことなのです。

ただ、業務上での義務違反や故意的なトラブルを起こす等して会社側や第三者(取引先等)に損害を与えたと考えられる行動を、契約期間中にとっていた場合はそれを元にして損害賠償を請求される恐れも万一有り得ますが、訴訟を起こすとそれなりの金額や時間を要することになるため、一般的な企業の多くはあくまで脅迫の意味合いのみで『損害賠償』を盾にして引き止めを行っています。

また、引き止めトラブルで次いで多いのが【後任者が見つかるまで残留】を提案され、退職希望者が提案を受け入れ、いつまでも後任者が決まらず辞めることが出来ないケースです。

退職が出来ない理由に、「自分以外でこの仕事を出来る人がいないので辞められない」と挙げる人もいるように、いざ退職を決めても後任者が全く見つからずに後続が決まるまでは居てほしいと要され、ずるずると退職日がずれていく退職者も少くないのです。

特に勤務年数が長かったり、特殊な部署に入っていたりすると任される仕事の比重も増えていく為に、いつまでも後任が決まらなくなってしまいます。

有給消化についても当てはまりますが、退職者に対して『会社側のせめてもの譲歩や希望』として退職予定日を延ばすような目的の引き止めを受けることで、いつまでも退職が出来ないまま、という事例は数多く存在します。

会社側に退職を受け入れてもらえず、強引な引き止めに合うケースから「結局退職すること自体が有耶無耶になってしまった」と退職出来ずにいる人の割合は大きく、そうなってくると、本人の意向には沿わず、円満な退職が難しくなってしまっているのが現状です。

円満な退職どころか通常の退職も、退職者自身の言葉や行動だけではままならない際には退職代行サービスを利用することもやむないのです。

今まで良好だった職場での人間関係も、退職を申し入れた途端に関係性が180度変わってしまうなんてこともあり、実際に退職の旨を伝えるまではどのような流れで退職に辿り着けるかはわかりません。

トラブルでこじれてしまい、最終的に代行サービスを使う人が居るのはもちろん、前述にもあるように『退職そのものを面倒』と考え、トラブルそのものを最初から避けるようにして要望通りの退職となるように、代行サービスを使う人も増えているのです。

お金をかけて退職する価値は人それぞれ

世論では、未だ『退職代行サービス』に対し「使う意味がわからない」と、厳しい意見が向けられていますが、退職難は様々な業界・職場で見受けられ、過酷な労働や耐え難い劣悪な人間関係に体調を崩してしまう人も増えています。

また、会社側としても採用費や教育費等、費用をかけて育てた社員が抜けてしまうのは痛手ですし、上司個人単位でも部下が辞めてしまうことで「管理能力がない」として上司自身の社内評価に響いてしまうという懸念があり、そういった点でも引き止めに合う・辞められない事象に繋がっていきます。

【退職するのにお金をかける】ことに疑問を抱く人もいますが、かかった金額を問わず、職場を辞められるか辞められないかの価値は、実際にその職場で働いている人にしかわからないのです。実際に退職代行サービスを使ったとしても、何も後ろめたいようなことはありません。

退職代行サービスの需要が上がると並行して退職代行サービスを取り扱っている企業や弁護士事務所も同じように増えています。

サービスごとに金額設定以外にもサービスの特色には違いがあり、退職するにおいて何を求めているのかによって利用をオススメ出来る代行サービスは変わってきます。

おわりに

退職までの間にトラブルが多発する等して円満に退職することが難しくなっている職場環境が多い今、退職代行サービスを利用するのは退職方法として1つ確立された方法であると言えます。

ただ、会社側も社の都合のみを重視して引き止めを行っているだけではなく、退職者側の持っているスペックや性格面を考慮した上で引き止めてくれていることもあります。

退職理由に応じて、不満や不安を解消するべく会社側から昇給や部署の移動等、選択肢を持って引き止めが行われた際には、状況や自身の状態に応じてですが、一度検討してみるのもいいのではないかと思います。

自身が望む形で退職や転職、現社への残留等、職場の選択が出来るように退職方法とも向き合ってみてくださいね。

コメント

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました